レビー小体型認知症の原因と進行・治療方法について

レビー小体型認知症とは、主な認知症の中の一つです。

1990年代後半より知られるようになった、比較的新しい認知症です。

現在アルツハイマー型認知症の次に多いとされており、全体の約2割を占めています。

そんな身近になった認知症。

その原因と進行はどのようなものなのでしょうか?

また、治療法はあるのでしょうか?

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レビー小体型認知症の原因はなに?

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レビー小体型認知症が起こってしまう原因とはどんなものなのでしょうか?

レビー小体型認知症は、

大脳皮質 人がものを考える時の中枢的な役割を持っている部位。
脳幹 呼吸や血液の循環に関わる部位。

これらの部位にレビー小体という特殊なたんぱく質が異常変化し、蓄積したことによって脳の神経伝達物質が減少・死滅してしまい神経の動きが低下して起こると言われています。

レビー小体型認知症はどんな風に進行していくの?

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レビー小体型認知症は進行が早いと言われています。

ただし、進行は個人差が大きいため、治療やケアによって進行を遅らせることができます。
まず初期の段階で起こるとされているのが、「幻視」です。

例えば「虫がたくさんいる」「知らない人が部屋にいる」などと、そこには無いはずのものが見えてしまいます。
本人にははっきりと見えていると言われています。
また、夜中に大声をあげ暴れたり、不眠の訴えがあります。(レム睡眠障害)
なんとなく元気がない、食欲が減るなどのうつ病のような症状もみられます。
次に頻繁に起こるとされている、日内変動というものです。
一日の中で穏やかだったのが急に感情的になったり、ぼーっとしたりを繰り返していきます。
運動の機能の変化があります。
パーキンソン病と同じような症状が見られ、筋肉がこわばってしまい、表情が硬くなったり、歩行がおぼつかず転倒する可能性が高くなります。

これらが進行していくと、日常生活の中で支援を必要とすることが増えていき、家族だけで支援を続けていくのが困難になります。

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レビー小体型認知症の治療法はあるの?

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現在、レビー小体型認知症の進行を止めたり、完治させる特効薬は見つかっていません。

しかし、現在では2014年に効果が認められた治療薬「アリセプト」が承認され、注目を集めています。

 

「アリセプト」は、脳の情報伝達物質を減らしてしまう「コリンエステラーゼ」の働きを弱めてくれる効果があり、認知機能の低下や幻視の症状に対して有効だとされています。
しかし、レビー小体型認知症は薬が効きすぎることが言われています。

量に注意して服用しなければ症状を悪化させてしまう可能性があるので、医師との相談のもと様子を見ていくことが必要です。
そして、パーキンソン病と症状が似ているため、抗パーキンソン薬の処方があったり、血圧をコントロールしてくれる薬など、レビー小体型認知症のそれぞれの症状に応じた薬で緩和することができます。

これらも服薬の量に気を付けて様子をみていく必要があります。
また、薬での治療だけでなく、支援をしていく上でも治療につながる方法はあります。

 

本人の様子を見ながら、機嫌がいいときなどに外出したり、適度に身体を動かしましょう。
自律神経を整えたり、日中活動をすることによって、夜間の睡眠に繋がります。
また、歩くことでリハビリの効果もあるでしょう。

 

周りの人との関わりをしっかりと持たせることで、不安な気持ちを和らげることに繋がります。
本人の様子を見ながら、積極的に関わってあげましょう。

これからのことでも、症状を改善したり、進行を遅らせることが可能です。


まとめ

レビー小体型認知症とは、脳にレビー小体という物質が異常発生し、神経の通りを阻害するため発症すると言われています。
他の認知症よりも進行が早く、早期発見・治療が必要になります。
まずは、見えないものが見えてしまうなどの幻視から始まり、一日のうちに感情の変動が激しく不安定になります。
運動障害が現れ、歩行がおぼつかなくなり、転倒の危険が高くなります。

病気が進行していくと、家族だけでは日常生活を支えていくのが困難になるため、社会的なケアが必要になります。
現在アリセプトという薬が有効であると言われています。
また、抗パーキンソン薬や血圧コントロールの薬など、それぞれの症状に合わせた服薬で症状を緩和できます。
しかし薬の効果が出やすいため、少量からスタートし様子を見ます。
服薬以外でも、適度に身体を動かしたり、外出を促して気分をリフレッシュすることで、夜間の安眠につながります。
周りがしっかりと関わりを持つことで、精神的に不安定な気持ちを和らげることができるため、病気の進行を遅らせることができます。

病気をしっかりと理解したうえで寄り添った対応を心がけましょう。

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