前頭側頭型認知症の特徴や症状!治療方法や寿命は?

前頭側頭型認知症はピック病ともいわれ、脳の中の前頭葉と、側頭葉神経細胞が少しずつ壊れていくことによって発生する認知症状です。

若年性認知症など若い人がこの疾患には多いと言われています。

その特徴や症状にはどのようなものがあるのでしょうか?

またその治療法や、病にかかった場合の寿命などについても見ていきましょう。

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前頭側頭型認知症の特徴や症状にはどんなものがあるの?

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前頭側頭型認知症(別名 ピック病)は、ピック球という異常な構造物が大脳に発生することで、頭の前にある「前頭葉」(物を考えたり、状況を把握する能力)という部位と、横にある「側頭葉」(言葉を理解したり記憶する部位)という部位が委縮されることによって引き起こされます。

 

初期の症状として社会性が失われ、抑えがきかなくなります。

40歳~60歳までの年代に多く、アルツハイマー型認知症のように記憶力の低下はあまり見られない代わりに、性格が変わったり、反社会的な行動をしてしまいます。

例えば、社会に対する関心が低下し、身だしなみに無頓着になったり、万引きや性犯罪をするなどの犯罪を起こすことがあります。

抑えがきかなくなり、自己中心的な行動が言動が目立ち、落ち着きがなくなります。暴力に発展することもあります。

他人に無関心になり、話に同調することができなくなり、逆に不適切な態度をとってしまうことがあります。

 

いつも同じ行動をしたり、こだわりが強くなります。

いつも同じ道順を往復する、いつも同じような動作を繰り返す、同じ食べ物を食べ続けるといった行動があります。

こだわりが強くなり、物事に対して柔軟な対応が難しくなります。
そして病気が進行していくことによって、初期のころに見られていた暴力や興奮・反社会性な行動は減り、意欲や活動性の低下がみられます。

複雑な行動が減り、ズボンのしわをさするなど単純な行動を繰り返します。

 

さらに進行すると、言葉が出なくなり、ベッドで寝たまま動かなくなり何もしようとしなくなります。

そのため、身体面でも精神面でもどんどん機能が低下してしまうのです。

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前頭側頭型認知症の治療や寿命について

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前頭側頭型認知症は、脳内でどの神経伝達物質が不足しているかなどがまだ解明されていません。

また、症状の内容から他の精神病と間違われるケースが多く、誤診も多いことから、発見までに2年以上かかることもあります。

そのため、おかしいなと感じたらすぐに受診をしましょう。

 

初期では陽性症状(異食、盗癖など)や意欲の低下(無気力、落ち込みなど)などその人に応じたお薬が処方されます。

その人に合わせた治療薬があるため、慎重に様子観察をしていく必要があります。

 

薬物療法以外では、残された能力を生かした行動療法の介入や家族へ理解してもらうための指導などが行われます。

人格・行動・感情の障害や、反社会的行動が現れるため、家族の負担が大きくなります。

そのためにも、家族の理解と同時に早い段階から介護支援サービスなどの利用が望まれます。
また、進行が早いため、発症後の生存期間6~11年と言われ、診断がついてからは3~4年と言われています。

前頭側頭型認知症にかかってしまったらどうすればいいの?

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早期発見、早期治療とは言いますが、家族はどのような援助をしていけばいいのでしょうか?

前文でもお話ししましたが、初期症状でまず注意をしなければならないのが、反社会的行動が起こることです。

本人には犯罪という認識がないため、病気のために抑えがきかなくなり、痴漢などの性的犯罪や万引きなどを引き起こしてしまいます。

 

次に無関心です。

家族や親しい友人に関心が持てなくなり、いい加減な態度を取っても平然としています。

また周囲の空気や目を全く気にせず自分勝手な行動が現れます。

 

これらの行動に家族は愛想を尽かし、本人を責めてしまうことで病状が進行する可能性があります。

特に犯罪にかかわることは大きな問題にもなりかねません。

 

おかしいなと思ったら、早い段階で病院へ受診し医師に相談し、介護サービスを活用するなど社会資源を利用しましょう。

犯罪等は病気の診断が下りていれば罪に問われないことがあります。
また、この病気は本人が病気の自覚がないことがほとんどです。

家族がその行動をやめさせようとするのは非常に困難です。

 

まずは、その行為が病気から引き起こされているんだということを理解しましょう

本人の話に耳を傾け、同調するなど、相手のペースに合わせてあげてください。

 

しかし、それが危険を伴う行動であれば「だめだ」ということをはっきりと伝えてください。

自分の主張が通ったり、自分なりに納得すれば安心し落ち着いてくれます。

 

その人の人格を否定し、ただ責めて怒るのではなく、見守りながら相手の考えを尊重し、上手に向き合って対応しましょう。


おわりに

前頭側頭型認知症は40歳~60歳という比較的若い段階が引き起こすことが多く、支援もとても難しい病気だと言えます。

また発症後は寿命も短く、生存期間は最高で10数年と言われ、進行も早いのが特徴です。

 

おかしいな?と思った段階から病気は始まり、他の病気と間違えられて診断される可能性もあり、診断まで時間を要することが多いのが現状です。

 

病気の初期段階では、自分の気持を制御できないことから、万引きや性犯罪などの反社会的行動や犯罪を招く恐れがあり、とても恐ろしい病気です。

しかし、本人に病気の自覚がなく、本人はそれを正しいと思って行動しています。そのため、家族はとても負担が大きいと思います。

 

まず何か最近おかしいなと感じたら、専門医を受診しましょう。

家族だけで支えていくのはとても大変なことなので、介護サービスや医療機関をうまく利用して、すぐに相談・対応してもらうようにしましょう。

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