認知症のテストってどんな種類があるの?

認知症は早期発見、早期治療が大切です。

最近どうもおかしいな…

あなた、もしくはあなたのご家族はもしかすると認知症かも?!

認知症を発見するには、いくつかの「テスト」があります。

今回は認知症のテスト内容や種類についてご説明いたします。

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認知症のテストの種類について

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では、どのようなテストが実施されているのでしょうか?

主な認知症のテストをご紹介しましょう。


長谷川式簡易認知症評価スケール

認知症テストで代表的なものは、『長谷川式簡易認知症評価スケール』ではないでしょうか。

日本では一番利用例が多く、本人が生年月日を言えるくらいであれば実施可能です。

比較的簡単で多くの人に短時間で行える利点があります。

また、経過を見ながら認知症状の変化を把握するのにも利用されています。

介護保険の認定等の関係でも使われています。

テスト内容

  1. 年齢が言えるか
  2. 日時
  3. 自分が居る場所が言えるか(見当識のテスト)
  4. 即座に言葉を覚えれるか
  5. 簡単な計算ができるか
  6. 短い時間の記憶力を確認
  7. 遅延再生(単語を覚えてもらい、時間がたってから再度問う)
  8. 物の名前が言えるか
  9. 言葉がすらすら言えるか

の9項目からなり30点満点で評価されます。

20点以下であると認知症の疑いがあります。

気を付けておきたいことは、レビー小体型認知症の疑いがある方は長谷川式で高得点が出やすいので注意が必要です。


MMSE(ミニメンタルステート検査)

次によく知られているのは『MMSE(ミニメンタルステート検査)』です。

長谷川式よりもより複雑な質問が組み込まれています。

MMSEは長谷川式には無い、紙を使用するなどで動作を使ったテストも行われます。

例えば、

  • 右手にこの紙を持ってください
  • その紙を半分に折ってください
  • それを私に渡してください という指示や、
  • 何か文章を書いてください
  • この図形を書いてください

といった動作のテストがあります。


アルツハイマー病評価スケール(ADAS)

認知症の状態を詳しく知る必要があるときに実施します。11項目からなる検査で、アルツハイマー型認知症の進行の状態を評価します。

時間を40分~1時間半ほど要します。


ウェックスラー成人知能検査(WAIS-R)

知能を言語による知能と、動作による知能に分け、11項目からなる検査を行います。知能の全体的な様子を詳しく評価するのに適しています。

時間を40分~1時間半ほど要します。


高齢者うつスケール(GDS)

高齢者は気分的な落ち込みや認知症に似た症状が出てくることがあり、そのために気分の検査をしておく必要があります。

認知症があっても無くても答えやすい質問からなり、30項目中10点以上が少し抑うつ状態、20点以上がかなり抑うつ状態であると評価されます。

 

現在、日本で最も多く利用されているのが『長谷川式』ですが、世界的に広く使用されているのは『MMSE』です。

そのため、『MMSE』は日本でも主流になりつつありますが、『長谷川式』は口頭で簡単に検査ができるという利点もあります。

 

本人の状態によって『長谷川式』か『MMSE』を使い分けていることが多いのが現状です。

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認知症テストを実施する上で気を付けておきたいことは?

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テストを行う時は本人にできるだけ目的を説明しておく必要があります。

その理由は、認知症である人が自分は試されているという印象を与えてしまい、拒否をしたり非協力的になってしまうことが考えられます。

正解できる場合も出来ない場合も一喜一憂しやすく気分を害しやすいからです。

 

また、認知症だということを認めたくないことで、うまく取り繕って病気ではないと装う人もいるので、これらテストをするときには、客観的に観察する技術や洞察力が求められます。

そしてこのテストだけで認知症の判定をするのではなく、あくまで補助的な役割であることを覚えておいてください。

認知症の診断基準は?

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認知症は、これらのテストだけでは特定することができません。

医師は、他にも過去の病歴や身体検査、臨床検査、思考特性の変化、日常生活における機能など本人の身体・精神状態を詳細に検討し、行動の種類に基づいて総合的に判断して認知症を診断します。

 

医師は「認知症である」と判断することはできますが、認知症の種類の中でも症状と脳の変化が似ているものがあるため、正確な種類(脳血管性認知症か?レビー小体型認知症か?)を判断することが困難であることが現状です。

 

このような場合にはより専門である神経科医や老年心理学者などに相談することを推奨しています。


おわりに

認知症の種類について、少し理解していただけたでしょうか?

現在、主に日本で活用されているのが『長谷川式簡易認知症評価スケール』と言われています。

そして、より細かい検査ができるのが『MMSE』になります。

 

長谷川式は、口頭・短時間でテストが可能なため、負担なく検査ができる利点があります。

それぞれ利点・不利な点があるので、その人の状態に合わせた検査をすることが大切です。

 

誰でも認知症の検査は不安だと思います。

認知症テストの内容だけで認知症と判断されるのではなく、これらを参考にしながら、本人の身体能力や病歴等含めて総合的に判断されます。

 

その点も本人に伝え、理解してもらうことで、プレッシャーを感じることなく安心してテストを受けてもらうことが大切ですね。

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