認知症の予防は毎日の食事からできる!そのポイントとは?

現在、日本では高齢者の増加に伴い、
認知症を患っている人は200万人を超えています。

最近では、認知症による高齢者ドライバーの逆走事故も
大きな問題になっています。

 

もはや認知症は、決して特殊な病気ではなく、
私たちにとってとても身近なものであるといえます。

認知症は、本人はもちろん、
周囲の家族や知人にもつらい症状です。

 

そんな認知症を、予防する効果がある食事には
どんなものがあるのかご存知でしょうか?

今回は、認知症を予防する食事について
お伝えしていきます。

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認知症とは?その原因と症状

認知症には大きく分けると、
「アルツハイマー型認知症」
「脳血管性認知症」の二つがあります。

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アルツハイマー型認知症

認知症の割合として最も多いアルツハイマー型認知症は、
脳にアミロイドベータというたんぱく質がたまり、
正常な神経細胞が壊れ、
脳の委縮が起こることが原因だといわれています。

 

しかし、なぜアミロイドベータが
脳にたまるのかは分かっておらず、
研究が行われている段階です。

 

初期症状は2年~6年の間で徐々に進行していきます。

主に、物忘れがひどくなります。

 

たとえば、食べた夕食の内容を忘れるのではなく、
夕食を食べたこと自体を忘れるといった
物忘れが見られるようになります。

 

中期の症状になると、
だんだんと現在と過去の区別がつかなくなります。

近い時期の記憶からなくなっていき、
幼いころなどの過去の記憶は
比較的残りやすいのが特徴です。

 

2年~3年で進行していき、
徘徊の症状もみられるようになります。

 

たとえば、
もうすでに退社している会社に出社しようと家を出て、
家を出たもともとの目的を忘れてしまい、
外で混乱し、家の場所も分からず
徘徊してしまうといったことがあります。

 

また、尿意や便意が分からず、
失禁が目立つようになります。

 

後期症状になると、
脳の委縮がさらに進行し、
言葉の数も失われ、
やがては話が通じなくなります。

食事に集中できない為、
介助が必要になります。

 

歩行も緩慢となり、
姿勢が前倒したり、
左右どちらかに傾いていたりします。

 

やがて寝たきりとなり、
手足の関節が拘縮、
嚥下障害も出て、栄養不良と誤嚥性肺炎が
起こりやすくなります。

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脳血管性認知症

アルツハイマー型に次いで多く、
認知症の20パーセントを占めます。

 

脳梗塞や脳出血など、
脳の血管障害によって起こる認知症
の事を指します。

 

脳の血管が詰まっている梗塞巣が増えたり、
大きくなったりするごとに、
徐々に脳の機能が低下することで、
認知症や運動障害が引き起こされます。

 

初期の症状は、
意識低下や自発性の低下、
夜間の不眠や不穏が目立ちます。

 

どれも症状の変動が激しく、
昨日はよかったけど今日はダメ、
といったことが良くあります。

また、影響を受ける脳の部位が限られており、
できることと、できないことが
はっきりとしているのも特徴です。

 

非常に小さな脳梗塞や、脳出血が起こった場合は、
自覚症状がない場合や、ふらつきやめまいを感じる程度のため、
早期発見が難しくもあります。

 

脳血管性認知症は、
脳血管の疾患が原因となるため、
発作が起こるたびに症状が段階的に重くなります。

 

ダメージを受けた脳の部位によって、
認知症の症状が異なるため、
記憶障害がひどい一方で、
判断力は保たれているといった、
「まだら認知症」が見られます。

 

脳の血流が少なくなるが原因のため、
症状が日ごとに大きく変わるのも特徴です。

 

「アルツハイマー型認知症」
「脳血管性認知症」も、
老化とともに血管もしなやかさを失って
血液の流れが悪くなり、
脳への血流がスムーズに流れなくなることが原因となります。

 

動脈硬化や高血圧などの生活習慣病は、
血流の流れを悪くし、
脳梗塞などの大きな要因となり、
認知症を発症しやすくします。

 

つまり、
認知症を予防するためには、
動脈硬化や高血圧を予防することが
大切になるのです。


認知症を予防しよう!食事からできる予防のポイントとは?

栄養のバランスのいい食事は、
高血圧や動脈硬化などの生活習慣病を防ぎ、
認知症を予防するためにとても効果的です。

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認知症を防ぐための食事のポイントは3つ。

  1. 減塩に気を付ける
  2. 抗酸化作用のある食材を使う
  3. コレステロールを抑える

塩分やコレステロールの取りすぎは、血管を老化させ、
動脈硬化や脳梗塞を促す要因となります。

 

また、活性酸素によって体の細胞が酸化すると、
新陳代謝が妨げられ、
血管などの老化を招くことになります。

 

抗酸化作用のある食材を取り入れることで、
活性酸素を除去し、
新陳代謝を活発にすることができ、
若々しい血管を保つことができます。

 

認知症を予防する食事とは、
ずばり「和食」です。

 

なぜ和食なのかというと、
野菜や魚などの食材が中心となっており、
低カロリー、低コレステロールを
自然に取り入れることができるからです。

 

和食に使われやすい食材には、
認知症予防に効果のある栄養素が豊富に含まれていることも、
和食をおすすめする理由です。

 

≪認知症予防に効果的な食材≫

【魚】
サバ・イワシ・サンマなどの青魚に多く含まれる
DHAやEPAには、
悪玉コレステロールの増殖を防ぐ役割があります。

また、DHAには
脳を活性化させる効果があるという
研究結果もあります。

魚をよく食べる人と比べ、
そうでない人では、
アルツハイマー型認知症の発症リスクが
約6倍にもなるという報告もあります。

 

【納豆・大豆製品】

大豆製品には、血中のコレステロールや
中性脂肪を低下させる働きのある
「レシチン」が含まれています。

豆腐や納豆、枝豆など、
普段の食事にも取り入れやすい食材が多いため、
ぜひ1日の内に1種類
は摂取したいところです。

 

特に納豆に含まれる
「ナットウキナーゼ」には、
血栓の主成分である「フィブリン」を溶かし、
血液をサラサラにする働きがあります。

 

【野菜】

野菜には、抗酸化作用のある
ビタミンCが豊富に含まれているものが
多くあります。

特に、ほうれん草やブロッコリー、
ピーマン、いも類などに多く含まれています。

また、腸内の余分なコレステロールを
排出してくれる食物繊維も豊富なため、
積極的に食事に取り入れましょう。

 

【ごま】

ごまに含まれる「メチオニン」には、
肝機能の働きを助け、毒素の分解を高めます。

コレステロールや、
血圧を安定させる効果のある
「トリプトファン」も含まれています。

また、抗酸化作用の高い
「ビタミンE」も豊富に含まれているため、
老化の防止に効果があるといわれています。

ビタミンEは、ごまのほかに、
アーモンド、大豆、落花生、トウモロコシ
などにも多く含まれています。

これらの食材を中心に、減塩を心がけ、
素材の味を楽しむような食事を取ることが、
認知症予防に非常に効果的です。

 

そして、
もう一つ押さえておきたい
食事のポイントがあります。

それは、
「トランス脂肪酸や飽和脂肪酸の過剰摂取は避ける」
ということです。

 

これらは悪玉コレステロールの増加を招き、
カロリーも総じて高い傾向にあるため、
肥満、動脈硬化などのリスクを高めることになります。

 

トランス脂肪酸は、
マーガリンやショートニングといった、
食用油脂の加工品で、
主にお菓子やファーストフードのような
加工食品に多く使われています。

 

飽和脂肪酸は肉類や乳製品に
多く含まれているため、
過剰摂取は避け、
適度な量を楽しむようにしましょう。

おわりに

認知症は、症状が進行すると、本人だけでなく、
周囲の人たちにとっても、
非常につらい症状が現れるようになります。

家族の顔が分からない、
自宅が分からないといった事から、
うろうろと徘徊してしまい、
そのまま脱水症状や熱中症などで
亡くなってしまうケースも報告されています。

そうならない為にも、
普段の食事から認知症をしっかりと
予防していくことが大切です。

 

毎日の食事をしっかりとよく噛んで食べるだけでも、
脳の活性化を促し、
認知症を予防することができます。

 

普段の食事を見直し、
食生活の改善を積極的に行いましょう。

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